不明な財産の探し方

亡くなった人が、どこに何を持っていたかわからない・・・

相続の前になんの財産があるのか、借金があるのかわからない・・・

よくある話です。

 

特によく相談されるのは、相続人のうちの一人が預貯金通帳などを握っていて

他の相続人に教えない。というパターン。

 

教えてくれない、隠していてわからない

という前に自分で探すこともできるんです。

 

 

1.財産がある程度分かっている場合

2.不明な場合、まず何から始めるか

3.国税庁の方法をマネする

 

 1.財産がある程度わかっている場合

 

自宅がある場所を含め、通帳やカードなどから取引先がわかっているなら

そこの管轄の市で「名寄帳」をとったり、銀行などの窓口で照会してもらえばわかります。

 

うまくいけば、自宅の敷地以外の道路や共有地などの不動産も見つかります。

納税通知書には載っていない不動産を持っていた、ということはよくある話です。

それを見つけられない士業が財産から漏らして相続登記をしてしまい、何代も名義が変わっていないことがあるのです。

 

もっとうまくいけば、普通預貯金以外の定期口座や別口座が見つかることもあります。

(探し方によりますが)

 

 

2.不明な場合、まず何から始めるか

 

基本的かつ原始的なことですが、まずは家探しです

そこでタンスや本棚にある現金はもちろん通帳やカード、取引明細などがないかをくまなく探します。

 

その次に郵便物です。

株式や証券であれば年に1回は必ず報告書などが送られてきますし

ローンなどの借り入れや払い込みの必要な契約の支払い状況は月に一度送られてくるのでわかります。

 

借金やローンなどが特に心配ならば信用保証協会などに照会をかけてみることもできます。

 

ただし連帯保証にハンコをついていた、とか個人での貸し借りなどはわからないことが普通です。

数か月数年後、請求があったときに初めてわかり、相続放棄はどうなる、ということもよくあります。

ここばかりはどうしようもないかもしれません。

 

今やお年寄りでも、

いや逆に動けないから便利だからこそパソコンやスマホでネット銀行、ネット証券口座を使っていたりするのでこじ開けてみるのも手です。ブックマークやメール送受信履歴、閲覧履歴などで引っかかるでしょう。

 

 

3.税務署の方法をマネする

 

さらにまだわからない場合は、税務署の相続税調査と同じく

金融機関の名前の入ったものはないかなどを探します。

ボールペンやカレンダー、うちわや日用品などです。

 

さらにさらに調べるならば

メガバンクはもちろん

親の代から使っていそうな金融機関の窓口に片っ端から残高照会をかけていけばどこかで当たる可能性もあります。なんだか気の遠くなる話ですが)

 

意外と、自宅以外の市(例えば昔住んでいたところ)などにも不動産を持っているかも知れません。

 

また口座はわかったとしても

預貯金の多額の増減が見つかることもあります。

誰かが勝手に引き出した、どこかで贈与をした、なども考えられるので取引履歴の開示を求めることもできます。

 

もしくは教えてくれるかどうかわかりませんが、振替先を聞き込みしたりしなければなりません。

私は弁護士もしないレベルで聞き出したりしますが。

 

どちらにせよ、同居していないとか、あまり晩年の生活を知らない人ほど

同居している長男に、親の面倒どころか、手続きさえ任せっぱなしにしてることが多いです。

 

ここまでするのは、すでに相続人間でもめているときでしょうが・・・

 

→→相続遺言相談あるある その1

→→遺言書の7つの誤解 その1